#1581 紙ヒコーキ

コウノトリの赤ちゃんがいつ巣立つか・・・。

徳島は今コウノトリに浮かれています。

鳴門市大麻町に営巣しているコウノトリ

この春、目出度く赤ちゃんが誕生。

巣立ちの時を迎えています。

名前は「蓮」「なる」「あさ」

連日、「あさ」が巣の上空を飛び回り、「巣立ちか!」と待ち構えた報道陣を色めき立たせています。

何でも巣立ちには定義があるとか。

巣から飛び立ち、巣以外の場所、木や電柱や地面に降りたった時点でめでたく「巣立ち」と認定されるんだそうです。

巣を望めるギリギリの農道には連日、マスコミやコウノトリウォッチャーの皆さんが押し寄せカメラや双眼鏡を覗いています。

我が後輩たちも連日、早朝からウォッチング。

ご苦労なことです。

思わせぶりに羽ばたいて飛び上がったり、飛んだと思えばしばらく散歩(散飛ですかね)して舞い戻ったり。

ウォッチャーたちをやきもきさせています。

でも、遠くまで飛んで、何処かの木に止まったとしても、誰も確認できなければどうやって「巣立ち」を認定できるのでしょう?

1度巣立てば2度と巣に戻らないという生物学的習性があるのなら、そのままいなくなるだけで、我々が巣立ちを確認できるのは、2度と戻ってこないと断言できるほど時間が経過してからのこと。

ちょっと間抜けなことになりそうです。

連日の取材で疲れが出ている後輩たち。

名前が「あさ」だけに、こう思っていることでしょう。

♪ 飛んでいけ!

飛んでみよう!

飛んでいけ!